ひよこ、うずら、マウスの特徴

SOL本用

猛禽類の餌として使用されている、ひよこ・うずら・マウスの特徴についてまとめていきます。
飼育者さんが一番頭を悩ますポイントでもあると思います。
それぞれの特徴を知って、自分のフクロウに合った餌の種類、分量を考えるきっかけにしていただけたらと思います。

ひよこ

多くのフクロウ飼育者が使っている印象を持っています。
安価ということもあるので、花鳥園や動物園などはひよこにサプリメントをくわえて与えているという話も聞きました。

ひよこのメリット

・処理が楽
・安い(50〜100円ほど)
・骨が柔らかく、消化器を傷つけにくい
・孵化したてのため菌が少なく、消化器や卵黄全てを与えられる(質が良いものに限る)

ひよこのデメリット

・卵黄の栄養が高すぎてコレステロールが高くなってしまう場合もある
・逆に卵黄を食べないとカロリーが低い
・ビタミン含有量が少ない
・卵黄が傷みやすく、冷凍する過程で傷んでしまうものもある
・ご飯の質の当たり外れがでやすい。購入したひよこの中に、時々卵黄が緑色になっているなど傷んでいるものがある。

ひよこの豆知識

私たちが日常的に食べている卵はもちろん雌鶏が産んだものです。
雌鶏には卵を作るという商売価値がありますが、雄鶏は産まれたら殺処分となることが多いです。
(雄鷄は食肉用として使うにしても、肉質が硬いため、雌鶏が食肉用になることが多いそう。)
そんな中、エキゾチックアニマル飼育者が増えていくにつれ、雄鶏の雛がそれらのペットたちの餌になったそうな。
最近ではペットの餌のためにひよこを生産している業者もいるようです。

うずら

ひよこ、マウスの中間と言われることが多いです。
人間の食用うずら卵を大量に産んだ後のリタイアしたうずらを販売しているイメージもあるかもしれないけど、そうでない業者も増えています。

うずらのメリット

・カロリーが高すぎず低すぎない(ひよことマウスの中間)
・ビタミンE、K、鉄分が多い
(成分表比較を見ると、マウスはさらに上記成分は多い)

うずらのデメリット

・リタイアしたうずらの場合、うずら中毒に注意(うずらの持病に当たる)
・骨が太くて硬いのでしっかり刻む、もしくは取り除く
・内臓系全て除く必要があるため捌くのに時間がかかり、捨てる部位も多い
 (我が家では心臓だけは食べてもらっている)
・かさばるので冷凍庫がパンパンになる
・うずらの冷凍された足は凶器!!(怪我しそうなほどするどい!)

マウス

野生下で最も食べられています。

マウスのメリット

・高カロリー高エネルギー、ビタミン多い 
・少量でも栄養を取りやすい
・マウスのサイズによってカロリーやビタミンの含有量が異なるのでフクロウの状況に合わせて選択しやすい
・自家繁殖向きの食材(保存食などにも良いかも)

マウスのデメリット

・高カロリー高脂質は、肥満の原因にもなりうる
・マウスの内臓をしっかり取り除かないと、食中毒を起こしてしまう可能性がある
 (ホッパーサイズまでは捌かず与えても大丈夫という考え方もある)
・量の割に値段が高い

今回はざっくりと、それぞれの餌の違いを説明しました。
もっと詳しい記事も書くので、ぜひ読んでくださいね。

ひよこ、うずら、マウスの特徴

+αひなうずら

2024年現在、割と使用しているのが雛うずらです。
うずらの雛なので、ひよこよりも小さくて、およそ7gくらいです。
栄養があまりないですが、腹の足しにはなります。
我が家は夜ご飯をたくさんあげているのですが、朝お腹空かせていそうなときに雛うずらをサクッと解凍して、持たせます。
各々ちぎりながら食べます。
ペリットも作りやすくなります。
人間のソーメン感覚で、とりあえずであげることもいいかもと思っている食材です。

内容をまとめや書籍はこちら

君の肉は私のもの。
私の肉も私のもの。

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