フクロウ飼育で大切なこと

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完璧な飼い方はないけど、これだけは言えるフクロウ飼育において大事なこと、これから先も変わらないことだと思うのでまとめます。

フクロウ飼育で大切な5つのこと

①事故が起こらない生活環境の提供

繋留時の場所や物の配置をよく考えてください。
ケージ飼育、放鳥飼育でも、危険なものが周りにないか確認してください!
誤飲による事故はすごく多いです。
輪ゴム、アクセサリー、小さな部品などは片付けてください。
繋留中のぶら下がり事故も多いので、リーシュの長さ、止まり木を置く場所などよく考えてください。
食事中の事故もあります。
餌のカットが大きくて喉に詰まらせた、骨が消化器を傷つけたなどがあります。

②食事は大切!

そのご飯新鮮??どこで買った??いつ解凍した?ちゃんときれいに処理した??食べさせすぎじゃない?少なすぎじゃない??
ほとんどの死因は食事が関連していると言われています。
食中毒、餓死、太り過ぎによる内臓疾患などなど。
適切な場所で購入し、きちんと捌いて、肉食あてを確認しながらご飯をあげてください。
是非自分で捌いて餌の質を見て与えてみてください。
便利なカット餌もありますが、業者によって質がさまざまなので、注意してください。
(適切に素早く半解凍の状態でカットし、傷むことなく再冷凍させる必要があります。)

③清潔な空気を

日常生活に漂う色々な有害物質に気をつけてください。
アルコール、柔軟剤、アロマオイル、香水、芳香剤、スプレー類(ファブリーズ、虫除けなど)、フッ素加工のフライパンやホットプレートなど。
また、カビ菌も室内にたくさんいるので、しっかり換気させることが大事です。
寒い日も暑い日も。

④日光浴と水浴び

日光浴で紫外線を浴びてビタミンDを生成、カルシウムを増やして丈夫な骨をつくりましょう。
窓越しだと紫外線が届かないので外に出て日にあたることが大事です。
網戸越しでも、紫外線量は減るけど有効です。
ただし、網戸を突き破ってしまうフクロウもいるので注意が必要です。
曇りの日でも80%は紫外線は透過しているので有効です!
カルシウムを増やして骨折しにくい身体を目指しましょう。
メンテナンス時の保定や、飛んでいる時にぶつかってしまった際、骨が弱いと骨折する可能性があります。
ただ、直射日光を浴びさせる場合は、熱中症などに注意しましょう。
きちんと日光浴中は側にいてあげましょう。

また、水浴びをして、毛についたさまざまな汚れ、脂粉などをしっかり落としてください。
羽根にはアスペルギルスを筆頭にさまざまな病原菌がついている可能性があります。
足は菌が付いているとバンブルフッド等のリスクが高まります。
ただ、寒い日は回数少なめでも大丈夫です。
風邪を引かせたり、免疫力を下げないように注意しましょう。
水浴びが嫌いな個体もいるので、無理矢理させることは禁物です。
ただ、最初は水浴びが嫌いそうだったのに、今では水浴び大好きになったということもあるので、少しずつ水浴びさせてみてください。
開花することがありますよ。

僕も水浴びが好きになった1羽だよ〜!

⑤絶対にロストさせない

うっかりは言い訳!
窓の開閉時は必ずフクロウを確認してください。
据えまわしの時は必ずリーシュをどこかに結んでください。
2本のリーシュを使ったダブルリーシュ、おすすめです。
その他、アンクレットがゆるくないか?ジェスやリーシュが壊れてないか?など日々確認を怠らないようにしてください。

窓だけでなく、部屋の扉の開けっ放しにも注意してください。
同居家族がいるといつ外の扉が開くかわからないので。

飼育方法をしっかり振り返る

フクロウと生活して3年間で、様々な事故・フクロウの死を聞いてきました。
SNSに流れてくるものもありますが、密かに亡くなってることも沢山あるのです。
話を聞いていて感じたのは、上記に挙げたことが守られなくて、早く死んでしまったフクロウが多いということです。
私自身、エコーもふぐも、今回あげたことができてなかったから死につながったと振り返っています。
(エコーについては先天的な疾患は否定できていませんが。)

フクロウ飼育者は、どんなに調べて勉強していても、飼育していく中で間違ってしまったり、失敗してしまったりすることはあります。
そういう時はきちんと反省して、次に活かせるようにすることが大切です。

失敗してフクロウを死なせたとしても同じです。
もちろん、死なせずに大切に育ててる方もいますが、この3年SNSを見てきて、死なせてしまったけど、反省をいかして、すごく大切に育てている飼い主さんたちも沢山います。
その時の状況だけを見ずに、長くフクロウを飼育して、自己研鑽することも、飼育者としての醍醐味だと思っています。

ただ、わかっていても、ついつい忘れてやらなくなったりすることもあります。
長く飼育してしまうと、気が緩んでしまいます。
そんな時に私は自分のブログを読み返して気を引き締めます。
誰もが皆んな完璧にはできないので、定期的に振り返る機会を設けることが大切だと思います。
振り返る機会としては、フクロウカフェに行ってお店の人とお話しするとか、フクロウ飼育者同士で話すことも大切だと思っています。
私は、SNSで話すよりもオフ会などで実際に飼育者さんとお会いして話すことが好きです。(なかなかシャイな部分もあるので話しかけられないこともありますが。)
これからも色々な方と出会いたいと思っています。

どこかでお会いしましょう!!

フクロウの飼育で大切なこと

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