生活の中に潜む危険なもの(エアコンクリーニングの必要性)

SOL本用

今回は日常生活の中に普通にある物、無意識にやってしまっていることが、フクロウの体調不良に結びつくかもしれないということについてまとめていきたいと思います。この記事を読んで、生活環境を一度見直していただけたら良いなと思います。

テフロン加工をしたフライパン

焦付き防止のために、表面にテフロン加工をしているフライパン、私も使っていますがすごく危険です。
空焚きや空焼きによって280度を超えると、表面にコーティングされていたテフロンが分解をはじめるそうです。
調理中にフクロウの様子がおかしくなったと言う実例も聞いたことがあります。
かなり毒性が高く、吸い込むと中毒症状によって呼吸不全を引き起こし死に至ることもあります。
使用しないことが一番安全ですが、便利なためついつい使ってしまいたくなります。
注意することとしては、調理中はフクロウを近づけさせない、換気扇を回し窓を開ける、フクロウを高めの場所にいてもらう(テフロンが熱されて発生するPTEEガスは重いため下に溜まりやすい)など対策した方が良いでしょう。

ねぎ、にんにく、アボガドなどの成分

調理中の事故というのは、意外と見過ごされやすいです。
ねぎやニンニク、ニラなどに含まれる有機チオ硫酸化合物は、摂取すると溶血性貧血になる可能性があります。
またアボガドに含まれるペルシンも中毒症状を引き起こします。
口から摂取するだけでなく、調理した時に漂う匂いで中毒症状を引き起こすこともあるので、換気が必要になります。

コーヒー、チョコレート 

普段から毎日のように飲んだり食べたりするもの。
コーヒーの入ったコップを置いてたら飲みにきたとか、チョコレートの入った袋を開けたままにしていたら、つついていたとか・・・。
床に落ちたものを拾い食いしていたとか。
様々な可能性があるので、気をつけましょう。

アロマオイル、香水、芳香剤、消臭剤、制汗剤、匂いの強い洗剤、整髪料

これらの物質には、フクロウにとって有害な成分が含まれています。
やはり生き物が家にいると匂いますが、消臭剤を安易に使わず、なるべく糞をしたらすぐに拭いたり、ペットシートを交換したりしてこまめに綺麗にし、換気をすると良いでしょう。
また、使うとしたらペットにも可能な消臭剤を見つけましょう。

ネイルに含まれるシンナー、レジン液、アルコール、タバコ、など

基本的に匂いを放つものはフクロウにとって危険だと覚えておきましょう。
手元のおしゃれ、小物作り、楽しいですが、きちんと換気をしましょう。
工作といえば、接着剤もかなり匂いを放ちます。
アルコールも小さな体のフクロウにはすごく危険です。
アルコール入りの除菌シートは基本的に使っていません。
また、言わずもがな、タバコを同室で吸うのはやめましょう。
吸った後フクロウに触れる前に手を洗うことも忘れないようにしてください。

鉛など金属

金属で、中毒症状を引き起こす最も有名なものは鉛です
最近はよく知られているのでそのようなことは減ってはいると思いますが、鳥籠のゲージが鉛メッキが使われていたとか、おもちゃに鉛が使われていた場合、舐めたペットが亡くなったこともあったそうです。
キーホルダーのチェーン、アクセサリーなど、小さな金属に、鉛が使われていた場合、それらを飲み込んで亡くなることもあるかもしれません。
注意しましょう。

外からの空気(排気ガス、塗装工事中の成分など)

人間でも咳き込みたくなるような空気の悪い場所にいるのは、フクロウにとって、もっと深刻です。
普段何も問題がないのに、何か外で燃やされている、近所で外壁の塗装工事を行っている、除草剤など化学物質が外で撒かれているなど、不慮の事故も起こり得ます。
家周りで何が起こるか、常に気にする必要があります。

移動中も注意を

フクロウを病院やメンテナンスに連れて行く時、公共交通機関を利用する際、運悪く香水が漂う方に出会ってしまったり、換気が悪かったり、道路で何か工事をしていたりなど、本当に何が起こるかわかりません。
ほんと、こればかしは運だなぁと思ってしまいます。情報があれば経路を避けたいですね。

鳥が空気に敏感な理由

どうして鳥は、空気中の成分に敏感なのでしょうか?
鳥の呼吸器の構造が関係すると言われています。
鳥が酸素の薄い上空で息を切らすことなく飛ぶためには、しっかりと酸素が体内に取り込めなくてはなりません。
気嚢という器官のおかげで、一度の呼吸で全ての肺の中の空気が入れ替わることができ、常に新しい空気を体内に取り入れやすくなっています。
つまり、悪い空気を吸うことで全ての悪い成分が肺の中を満たしてしまう可能性があるということです。
空気に敏感ですぐ中毒症状が出てしまうのは、身体が小さいからもあるし、素晴らしすぎる呼吸器の構造のせいともいえます。
なので、良い空気が必要になってきます。

エアコンクリーニング 

ペット、特に鳥類を飼育している方々、エアコンは定期的に業者に頼んでクリーニングした方が良いでしょう。
エアコン内でカビが増殖し、エアコン使用時に部屋中に真菌を撒き散らしてしまいます。
真菌は、最悪の場合アスペルギルス症を引き起こし、愛鳥が亡くなってしまう原因にもなりえます。
ペット以外に、子供がいる家庭でも、アレルギーをひき起こす原因になるため気をつける必要があります。
今回はエアコンクリーニングの必要性についてまとめます。

エアコンは何故カビが生えやすいのか?

カビが生える好条件は、20-30℃、湿度80%以上、埃などの栄養分があることの3つです。
夏場エアコンで温度を下げても、日本は高温多湿、簡単に80%を越してしまいます。
冬場は、乾燥していますが、加湿器を使うことにより、それらの水の粒子がエアコン内に入りカビを増殖させてしまいます。
エアコンが厄介なのは、使用時にカビ入りの空気を撒き散らしてしまうことです。
しかもカビの数を増やしながら。
なので、エアコン使用時は定期的に空気の入れ替えが必要になります。

フクロウにカビ(真菌)は危険! 

カビは真菌の一種で、これらが体内に入ることによってあらゆる症状を引き起こします。
鳥類の場合、アスペルギルス症を発症する可能性があります。
肺の中でアスペルギルス菌(真菌の一種)が増殖して、肺機能が低下してしまいます。
なので、定期的なエアコンの掃除が必要になります。

寒い時期でも増えるカビ

冬は寒く乾燥するので大丈夫って思ってても、カビは増加します。
個人的には、エアコンクリーニングは秋口にして夏場に増殖したカビ菌を除去した後冬を迎える方がいいのかなと思います。

エアコンクリーニング相場

1台8000円〜
お掃除機能付きエアコン+7000円〜
エアコンクリーニングを頼む場合は必ず、動物に無害の薬剤を使う業者を見つけて下さい。
エアコンクリーニングに限らず、台所の換気扇の掃除、空気清浄機の掃除なども定期的に行いましょう。

内容をまとめや書籍はこちら

生活の中に潜む危険なもの  エアコンクリーニングについて

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